窓から差し込む光を調整したいけれど、カーテンの長さが足りない。
そんなときに役立つのが、100均で手に入るアイテムを使ったカーテンの継ぎ足し術です。
コストを抑えつつ、誰でも簡単にカーテンをアレンジできるのが魅力です。
この記事では、必要な道具から手順、さらにはおしゃれなアレンジ法までを詳しく解説します。
100均でカーテンを継ぎ足すときに必要なアイテム一覧
ダイソー・セリアで手に入る便利グッズ
ダイソーやセリアでは、カーテンの継ぎ足しに活用できる便利グッズが豊富に揃っています。
手頃な価格で購入できるため、コストを抑えたい方にとって非常に心強い存在です。
主なアイテムには以下のようなものがあります。
- カーテンクリップ（プラスチック製・金属製）
- 突っ張り棒（伸縮式でサイズ調整可能）
- 布用両面テープ（強粘着タイプ・再剥離タイプ）
- 手芸用布（カットクロスやはぎれセットなど）
- 結束バンド（白・黒・カラフルタイプもあり）
- マジックテープ（縫製タイプ・粘着タイプ）
- 安全ピン（仮止め用としても使用可）
- スナップボタン（取り外し可能な連結に便利）
これらのグッズはカーテンの見た目や使い勝手を大きく左右するため、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
素材やカラーも種類豊富なので、既存のカーテンに合うものを見つけやすいのも魅力です。
継ぎ足しにおすすめのテープ・クリップ・布類
布用両面テープは、縫わずに布同士をしっかり接着できるため、裁縫が苦手な方や時間がない方にも安心して使えます。
特に強粘着タイプを選べば、洗濯後でもしっかりと接着力を保てます。 また、再剥離可能なタイプであれば、貼り直しができるため位置調整もしやすく便利です。
カーテンクリップを使えば、布を簡単に挟んで吊るすことができるので、継ぎ足した部分の取り外しや交換もスムーズに行えます。
素材も軽量なプラスチックから、しっかりした金属製まであるため、布の重さに合わせて使い分けると良いでしょう。
継ぎ足し用の布には、無地の手芸用布や、既存のカーテンに近い色・柄の布を選ぶことで違和感なく仕上がります。
100均ではカット済みのクロスやレース生地も取り扱っているため、インテリアの雰囲気に合わせた選択が可能です。
ナチュラルテイストなら生成り系、モダンな印象ならモノトーンなど、テーマに沿った布選びを意識するのもおすすめです。
カーテン継ぎ足しの事前準備とサイズの測り方
まずは、現在取り付けているカーテンの長さを正確に測定します。
このとき、カーテンを吊るしている位置から床または希望の高さまでをメジャーで丁寧に測りましょう。
次に、理想とする最終的なカーテンの長さを決め、それと現状の長さとの差分を算出します。
この差分が継ぎ足しに必要な布の長さとなります。
布の継ぎ足し部分が目立たないようにするためには、布の重なり代を3〜5cm程度加えると、見た目にも自然な仕上がりになります。
縫い合わせる場合やテープで接着する場合にも、この余白が仕上がりに大きく影響します。
また、継ぎ足す布が薄手の素材であれば、たるみやすいため、若干短めに調整するのも一つの工夫です。
幅についても重要なポイントです。
継ぎ足す布の横幅が元のカーテンと合っていないと、全体のバランスが悪くなってしまいます。
元のカーテンと同じ幅にカットするか、必要に応じて折り返しやギャザーをつけることで統一感を持たせるようにしましょう。
さらに、測定の際には両側のズレや布の伸縮も考慮し、数値に余裕を持たせると安心です。
100均アイテムを使ったカーテンの継ぎ足し手順
テープや布を使った継ぎ方の具体的な方法をお伝えします。
継ぎ足す布をメジャーで測定し、必要なサイズに正確にカットします。このとき、重なり部分として3〜5cm程度の余白を加えておくと仕上がりがきれいになります。
元のカーテンの下部に布用両面テープを貼り、テープの位置がまっすぐになるように確認しながら貼り付けます。
継ぎ足す布の上部にも同様に両面テープを貼り、カーテンと布をぴったりと合わせて接着します。このとき、しわや空気が入らないようにゆっくりと貼り合わせるのがコツです。
両面テープだけでは不安な場合は、継ぎ目の数カ所をカーテンクリップで留めておくと、よりしっかり固定できます。特に重量のある布を使用する場合には補強が効果的です。
仕上がったら、カーテンを吊るして全体を確認します。布の継ぎ目にたるみや浮きがないか、見た目が自然かどうかをチェックしましょう。
必要であれば、アイロンを軽くかけてしわを伸ばすと、より完成度の高い仕上がりになります。
最後に、実際にカーテンを開け閉めして、継ぎ足し部分がずれたり落ちたりしないか確認してください。
突っ張り棒やカーテンクリップを活用した取り付け方
突っ張り棒を使えば、壁に穴を開けずにカーテンを設置できるため、賃貸住宅でも安心して使用できます。
突っ張り棒は取り外しも簡単で、壁紙や柱を傷つける心配がないのが大きなメリットです。
継ぎ足した布が長くなり重みが出る場合は、既存のカーテンとは別に突っ張り棒を設けて支えることで、布が垂れ下がるのを防げます。
2本の突っ張り棒を段違いに設置することで、より安定したレイアウトを実現できます。
さらに、突っ張り棒と一緒にカーテンクリップを併用することで、布を挟むだけで固定できるため、縫製や接着の必要がなく、気軽に模様替えや布の交換が可能になります。 掃除の際にもすぐに取り外せるので、日々の手入れがぐっと楽になります。
設置時には突っ張り棒の耐荷重表示を確認し、継ぎ足し布を含めた全体の重さに見合ったものを選ぶことが重要です。
また、壁面の素材や設置場所によっては棒が滑りやすくなることがあるため、滑り止めシートやクッションゴムを併用すると、より安定性が増します。
安全に設置するためには、突っ張り棒の水平を確認しながら、しっかりと力を入れて固定することが大切です。
100均素材でおしゃれに見せるアレンジ術
100均では、さまざまな種類のフリンジテープやレース素材が手軽に入手できます。
色や素材、長さのバリエーションも豊富で、自分の好みに合わせて選ぶことができます。 特に、綿素材のフリンジやチュール系のレースはナチュラルな質感で人気があります。
継ぎ足し部分にフリンジをつければ、エスニック風やナチュラルテイストのインテリアに仕上がります。
淡い色味のフリンジを使用すると柔らかく優しい印象になり、濃い色を使うと空間にアクセントが生まれます。
継ぎ目のラインを隠すようにフリンジを配置すると、継ぎ足した部分が自然に馴染みやすくなります。
レースを使えば、光を柔らかく透過させることで、部屋全体に明るくフェミニンな雰囲気を演出できます。
また、レースの模様や透け感によっても印象が変わるため、クラシック調や北欧風など、好みのテイストに合わせた選び方が楽しめます。
さらに、フリンジやレースに加えて、リボンやボタン、レースアップ風の装飾を加えるとより華やかな印象に仕上がります。
100均ではこうした装飾パーツも豊富に揃っているため、アイデア次第でオリジナリティのあるデザインを楽しめます。
シンプルな無地のカーテンも、これらの装飾を加えるだけで一気に高見えするおしゃれなインテリアへと変身させることができます。
カーテン継ぎ足しに使える代用アイテムと応用例
シャワーカーテン
シャワーカーテンは防水性があるため、浴室だけでなく、窓際の湿気対策としても非常に便利に使うことができます。
とくにキッチンや脱衣所など、湿気がこもりやすい場所の窓に設置することで、カビや結露の防止にも効果を発揮します。
さらに、シャワーカーテンにはさまざまなデザインや色柄があるため、インテリアのアクセントとしても活用可能です。
透明タイプや半透明タイプを選べば、光を遮らずに自然光を取り入れながら、外からの視線を防ぐことができます。
プリント柄入りのシャワーカーテンであれば、継ぎ足し部分に使うだけでも空間に個性を与えることができます。
また、防水性があるため、窓を開けたときの風や雨の吹き込みにも強く、季節を問わず活用できるのも魅力です。
カフェカーテンの活用方法
カフェカーテンは軽量でサイズ調整がしやすく、特に下部の継ぎ足しに適しています。
短めの丈で作られているため、追加する部分にぴったりと合わせやすく、デザイン性も高いのが特長です。 小花柄やレース付き、チェック柄など、バリエーション豊かなデザインが多いため、好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。
突っ張り棒で取り付けられるタイプのカフェカーテンであれば、取り外しも簡単で、洗濯や模様替えも気軽に行えます。
また、カフェカーテンは既製品としてサイズが決まっている分、均一で綺麗な仕上がりになる点も大きなメリットです。
既製品をうまく活用することで、継ぎ足し作業の手間を大幅に省くことができ、見た目も整った印象になります。
時間をかけずに手軽に完成度の高い仕上がりを目指したい方にとって、シャワーカーテンやカフェカーテンは非常に頼もしいアイテムと言えるでしょう。
まとめ
カーテンの長さが足りないときでも、100均のアイテムを使えば手軽に継ぎ足しが可能です。
布用テープやカーテンクリップなどを活用することで、工具不要で初心者でも簡単に対応できます。
突っ張り棒やレース素材を使ったアレンジで、実用性と見た目の両方を兼ね備えたカーテンに仕上げましょう。
コストを抑えつつ、自分だけのオリジナルカーテンを楽しんでみてください。