4×100mリレーの3走を任されたものの、「カーブをうまく走れるかな」「バトンを受けてから4走へスムーズにつなげられるかな」と不安に感じていませんか。
3走はコーナーを走りながら、2走から受け取ったバトンを4走へ渡す大切なポジションなので、速さだけではなく前後の走者と息を合わせる力も求められます。
だからこそ、走り出す目安やバトンを持つ手、渡すときの声かけをチームでそろえておくと、落ち着いて自分の走りに集中しやすくなります。
この記事では、3走の役割やコーナー走のポイント、バトンパスを安定させるための基本をわかりやすく紹介します。
カーブでもリズムを崩さず、確実に4走へつなぐためのコツを押さえて、チームに貢献できる3走を目指しましょう。
この記事でわかること
- 4×100mリレーにおける3走の役割と、向いている選手の特徴
- コーナーで体の傾きやテンポを保ちながら走る基本
- 2走から受けるとき、4走へ渡すときのバトンパスのポイント
- ゾーン内で確実につなぐための練習方法とチーム内の合わせ方
3走のコツはコーナー走と2回のバトンパスを安定させること

4×100mリレーの3走で大切なのは、カーブでも走りのリズムを保ち、受け取ったバトンを4走へスムーズにつなぐことです。
3走は走る距離だけでなく、前後の選手との連係によってチーム全体の流れを整える役割を担います。
速さだけを意識するよりも、自分のレーンで落ち着いて走り、合図に合わせて動くことを優先すると、安定したリレーにつながりやすくなります。
カーブでスピードを保ちながら4走へつなぐのが3走の役割
3走は2走からバトンを受け取り、カーブを走って4走へ渡すポジションです。
つまり、受け取る動き、コーナーを走る動き、渡す動きという3つの場面を、途切れさせずにつなげる必要があります。
特に3走はカーブ区間を担当するため、直線を走るときとは違い、体の向きや足の運びが乱れないよう意識することが大切です。
カーブで力みすぎると腕振りや歩幅が小さくなり、せっかくの加速感を活かしにくくなります。
反対に、リラックスしたまま一定のテンポで走れると、受け取った勢いを4走までつなげやすくなります。
| 場面 | 3走が意識したいこと |
|---|---|
| 2走から受ける場面 | 走り出しのタイミングをそろえ、受け取った直後も動きを止めない |
| カーブを走る場面 | 肩や腕に余計な力を入れず、自分の走るリズムを守る |
| 4走へつなぐ場面 | 次の走者が走りやすい流れをつくり、最後まで集中を切らさない |
3走は「自分が速く走る」だけではなく、チームのスピードを次の走者へつなぐ走者と考えると役割をつかみやすくなります。
たとえば、バトンを受けた直後に慌てて姿勢を変えようとすると、走りのテンポが崩れやすくなります。
受け取ったあとは、練習で決めた動きを信じてカーブへ入り、自分の走りに集中することがポイントです。
また、4走へつなぐ直前に気持ちが急ぎすぎると、動きがちぐはぐになりやすいため、最後まで同じリズムを意識しましょう。
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バトンを受けたあとも視線や姿勢を急に変えない。
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カーブでは上半身を固めすぎず、腕振りのテンポを保つ。
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4走につなぐまで、自分の走りのリズムを崩さない。
周囲に惑わされず自分のレーンと合図に集中する
リレーでは隣のレーンの選手が近くに見えたり、応援の声が聞こえたりして、いつもより気持ちが急ぎやすくなります。
しかし3走はカーブを走るため、周囲の動きが視界に入りやすくても、比べる相手はほかのレーンではなく、自分たちの連係です。
ほかのチームの位置を気にしすぎると、走るテンポや次の選手とのタイミングに意識を向けにくくなります。
3走が集中したいのは、自分のレーン、チームで決めた合図、そして4走へつなぐ準備です。
レース中に意識することを増やしすぎないためには、あらかじめ優先順位を決めておくと安心です。
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自分のレーンをまっすぐ丁寧に走る。
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受け渡しに必要な合図へ意識を向ける。
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カーブのリズムを保ったまま次の走者につなぐ。
特に大会では、周囲の速さを見て「もっと急がなければ」と感じることもあるかもしれません。
そんなときほど、普段の練習で合わせてきた動きを再現する意識が大切です。
3走が冷静に自分の役割を果たせると、2走から受けた流れを保ちやすく、4走も走り出しやすくなります。
コーナーを安定して走り、前後の選手との連係を落ち着いて行うことが、3走の力をチームの結果へつなげるコツです。
3走にはコーナーに強く冷静に判断できる選手が向いている
4×100mリレーの3走には、カーブでも走りのリズムを保ちやすく、状況に合わせて落ち着いて動ける選手が向いています。
チーム内で短距離の記録がよいことも大切ですが、3走は前後の走者とのつながりを担うため、走力・バトン技術・レース経験のバランスを見て決めると安心です。
3走を選ぶときは、一つの能力だけで決めず、その選手がカーブ区間で持ち味を出せるかをチームで確かめてみましょう。
200mが得意な選手はコーナーの走力を生かしやすい
200mを得意とする選手は、直線だけではなくカーブを含めた走りに慣れていることが多く、3走の候補になりやすいです。
3走の区間には曲線部分があるため、直線の100mだけを走るときとは少し違う感覚で、一定のテンポを保つ力が求められます。
200mの経験がある選手は、カーブで力みすぎずに走る感覚や、曲線から次の動きへ気持ちを切り替える感覚を身につけている場合があります。
ただし、200mが速い選手なら誰でも3走に合うとは限りません。
大切なのは、カーブでの走りが安定しているか、チーム練習で前後の走者と自然に連係できているかを実際に見ることです。
| 見たいポイント | 3走に生かしやすい理由 |
|---|---|
| 200mやカーブ走の経験 | 曲線区間でも走りの感覚をつかみやすいためです。 |
| 走りのテンポの安定感 | 受け取ったあとの流れを保ち、次の走者へつなげやすくなるためです。 |
| 練習での再現性 | 本番の緊張感がある場面でも、普段に近い動きを出す目安になるためです。 |
候補の選手が複数いるなら、練習でそれぞれに3走を走ってもらい、走りやすそうな表情や動きも確認するとよいでしょう。
記録だけでは見えにくい相性が、実際のリレー練習では分かることがあります。
「カーブが苦手ではない」だけでなく、「カーブでも自分らしく走れる」選手を探すことが、3走選びの目安になります。
チーム内の速さだけでなくバトン技術や経験も考慮する
3走には速い選手を置きたくなりますが、個人の記録だけで決めるより、バトンを扱う安定感やレース中の落ち着きも合わせて考えることが大切です。
3走は2走から流れを受け取り、4走へつなぐ役割があるため、短い区間の中でも周囲の状況を整理する力が役立ちます。
たとえば、練習で予定と少し違うタイミングになったときに慌てず対応できる選手は、チームに安心感を与えてくれます。
大会経験が多い選手や、練習中に声かけをしながら連係を整えられる選手も、3走に向いている場合があります。
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カーブを走ってもフォームやテンポが大きく乱れにくいです。
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バトン練習で同じ動きを繰り返し再現しやすいです。
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タイミングに変化があっても焦らず次の動きへ移れます。
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チームで決めた合図や約束を守る意識があります。
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本番に近い練習でも自分の役割に集中できます。
もちろん、経験が少ない選手でも、練習を重ねて3走に合う力を伸ばすことはできます。
最初から完璧さを求めるのではなく、走順を試しながら「この並びなら全員が走りやすい」と感じられる形を探していきましょう。
3走はチームの速さをつなぐ存在なので、本人が安心して役割を理解できることも、走順を決めるうえで大切な要素です。
コーナーは体を内側へ自然に傾けてテンポよく走る

3走がコーナーを走るときは、体を無理なく内側へ傾け、視線とリズムを保ったまま出口へ向かうことが基本です。
カーブで急にフォームを変えようとすると動きが硬くなりやすいため、普段の走りのテンポを大切にしながら、少しずつコーナーに合わせていきましょう。
コーナーでは遠心力によって外側へふくらみやすくなりますが、上半身だけを大きく倒したり、足元だけを意識しすぎたりする必要はありません。
頭から足までをゆるやかに内側へ傾けるイメージを持つと、力みを抑えながら走りやすくなります。
特に3走は、コーナーの途中でスピードを落とさず、直線へ出る場面までテンポをつなげる意識が大切です。
視線を進行方向へ向けて上半身の力みを抑える
コーナーで走りにくさを感じると、足元のラインばかり見たり、顔が内側を向きすぎたりすることがあります。
視線が下がると首や肩に力が入りやすく、腕振りまで小さくなりやすいため、視線は数メートル先の進行方向へ自然に置くのがおすすめです。
見る位置は真下ではなく、コーナーの先から出口へ続く方向をやわらかく捉えるようにします。
顔だけを無理に内側へ向けるのではなく、体の傾きに合わせて視線も進行方向へ運ぶと、走る流れを保ちやすくなります。
肩が上がっていると感じたら、スタート前や練習の合間に一度息を吐き、手の指先まで軽くする意識を持つとよいでしょう。
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あごを上げすぎず、視線を前方へ向ける。
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肩をすくめず、首まわりを固めすぎない。
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内側の腕だけを極端に小さくしない。
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足元ではなく、コーナーの出口へ意識を向ける。
上半身がリラックスすると、脚だけで無理に走ろうとせず、全身の動きを使ってテンポを作りやすくなります。
レーンの内側寄りを走りながらラインを踏まない
コーナーでは、レーンの中でも内側寄りを走る意識を持つと、余分に外へふくらみにくくなります。
ただし、内側だけを見続けたり、ラインぎりぎりを狙いすぎたりすると、フォームが縮こまる原因になります。
白線を踏まない範囲で、レーンの内側に安定して収まる位置を、自分の走りやすい場所として覚えておきましょう。
足元を確認しながら走るより、練習で目印を決めて、自然にその位置へ入れる感覚を身につけるほうがスムーズです。
| 意識したいこと | 避けたいこと |
|---|---|
| レーン内側寄りの走行位置を保つ | 白線ばかり見て視線を落とす |
| 体の傾きに合わせて自然に進む | 内側へ急に倒れ込む |
| 出口へ向けて少しずつ進路を整える | 外側へ大きくふくらむ |
練習では、ゆっくり走る段階から同じ位置を通れるか確認し、慣れてきたら徐々にスピードを上げていくと安心です。
自分では内側を走っているつもりでも外へ流れていることがあるため、横や後ろから動画を撮って確認する方法も役立ちます。
腕振りと接地のリズムを崩さず出口まで加速する
コーナーでスピードを保つためには、歩幅を無理に広げるよりも、腕振りと足の接地を一定のリズムで続けることが大切です。
カーブに入った瞬間だけ細かく走ろうとしたり、出口を急いで大きく踏み込んだりすると、テンポが乱れやすくなります。
腕は前後へ自然に振り、内側と外側で大きく動きを変えすぎないようにしましょう。
脚は地面を強く踏みつけるのではなく、体の真下に近い位置へテンポよく接地する意識を持つと、次の一歩へ移りやすくなります。
コーナーの出口が近づいたら、そこで急に力を入れるのではなく、カーブのリズムを保ったまま直線へ抜けることを目指します。
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コーナーに入る前から肩と腕の力を抜く。
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体全体を自然に内側へ傾けて、一定のテンポで進む。
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出口が見えても歩幅を急に変えず、腕振りを続ける。
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直線に入ったら視線をさらに前へ送り、走りの勢いをつなげる。
「コーナーだから特別な走りをしなければ」と考えすぎるより、普段のフォームを土台にして、傾きと走行位置だけを整えるほうが安定しやすいです。
まずは速さよりも、出口まで同じリズムで走り切れる感覚をつかみ、少しずつ実戦に近いスピードへ近づけていきましょう。
2走から受けるときはマークを基準に迷わず走り出す
3走が2走からバトンを受けるときは、自分のマークを基準にして、2走がそこへ来た瞬間に走り出すことが基本です。
感覚だけで判断するとスタートが早すぎたり遅れたりしやすいため、チームで決めた目印と合図を使い、毎回同じ動きでつなげられるようにしましょう。
3走は走り出す前に後方の2走を確認し、マークを通過したことを見てから前へ向かいます。
このときに迷って立ち止まるような動きが入ると加速の流れが作りにくくなるため、見る・判断する・走り出すという順番を練習で固めておくことが大切です。
走り出しのマークは歩数で決めつけず実走で調整する
マークまでの距離は「何歩分」と一律に決めるのではなく、2走と3走が実際のスピードで走って調整します。
同じ歩数でも、走者の加速力や当日のコンディション、助走の作り方によって合う位置は変わります。
まずは余裕を持って受け渡しができる位置に仮のマークを置き、走ってみた結果をもとに少しずつ動かしていきましょう。
| 確認すること | マークを調整する目安 |
|---|---|
| 3走が早く走り出してしまう | マークを進行方向側へ少し動かすことを検討する |
| 3走の加速が間に合いにくい | マークを後方へ少し動かすことを検討する |
| 受け渡し位置が毎回ばらつく | 2走の通過位置と3走の見方をそろえて確認する |
マークの位置を変えるときは、一度に大きく動かさず、短い距離ずつ試すと違いをつかみやすくなります。
また、マークは走者本人だけでなく、ペアの2走も位置を共有しておくと練習中の確認がスムーズです。
2走がマークに到達した瞬間を見てスタートする
3走は待っている間、後ろから来る2走と自分のマークを確認できる姿勢を取ります。
そして、2走の身体がマークへ到達した瞬間をスタートのきっかけにします。
「まだ遠いかもしれない」と考えて様子を見るより、決めた基準で走り出すほうが、加速のリズムを安定させやすくなります。
ただし、2走の手だけがマークに届いた場面ではなく、チーム内で決めた身体の位置を基準にそろえることが必要です。
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マークを見る位置を、線の内側や外側などチームで決めておきます。
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2走の足先、腰、胸のどこを基準にするかを共有します。
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3走は基準を確認したら、視線を前へ切り替えて加速します。
判断基準が曖昧なままだと、練習ごとにスタートの感覚が変わりやすくなります。
動画で確認する場合は、2走がマークに来た瞬間と3走が一歩目を出す瞬間を見比べると、調整点を話し合いやすいです。
正面から近づく2走との距離感は反復練習で身につける
待っている3走にとって、コーナーから近づいてくる2走は正面側に見えるため、距離の詰まり方をつかみにくく感じることがあります。
特に練習の序盤は、2走が近づく速さに意識が向きすぎて、マークを見るタイミングが乱れることもあります。
そこで、最初は全力より少し抑えたスピードから始め、2走がマークに来る見え方と自分が加速する感覚を結び付けていきましょう。
慣れてきたら実戦に近い速度へ上げ、同じマークで安定してスタートできるかを確かめます。
距離を目測で当てようとするのではなく、マークを見たら動く習慣を作ることが、迷いを減らす近道です。
手を出すタイミングは声の合図とチーム内で統一する
走り出した3走が手を出すタイミングは、2走からの声を合図にしてチーム内でそろえます。
合図の言葉そのものに決まりはありませんが、短く聞き取りやすく、練習中も本番と同じ言葉を使うことが大切です。
声を聞いたらすぐに手を出すのか、少し加速してから出すのかを曖昧にせず、ペアで確認しておきましょう。
また、周囲の声と聞き分けられるように、2走は毎回できるだけ同じ大きさとタイミングで伝える意識を持つと安心です。
マークで走り出す判断と声で手を出す判断を分けておくと、3走は前へ進むことに集中しやすくなります。
3走は基本的に右手で受けて右手のまま4走へ渡す

4×100mリレーの3走は、右手でバトンを受け、そのまま右手で4走へ渡す形が基本です。
途中でバトンを持ち替えないことで、走っている最中の動きが増えにくくなり、次の走者へ渡す準備もしやすくなります。
ただし、手の使い方はチーム全体の約束が最優先なので、走者ごとの受け渡しがつながるように統一しておきましょう。
持ち替えを避けると走りの乱れや受け渡しの手間を抑えやすい
3走が右手で受けたバトンを左手へ持ち替えると、走りながら手元を確認する動作が必要になります。
わずかな動きでも、腕振りのリズムが変わったり、コーナーを走る姿勢が不安定になったりすることがあります。
そのため、受け取った右手で保持したまま、4走の左手へ渡す流れにしておくとスムーズです。
バトンを受けた直後に持ち替えないことは、3走が走りに集中するためのシンプルな工夫です。
| 動作 | 右手のまま進める場合 | 途中で持ち替える場合 |
|---|---|---|
| 受け取った後 | すぐに腕振りと走りへ意識を向けやすいです。 | 手元を整える動作が増えやすいです。 |
| コーナー中の姿勢 | 余計な動きが少なく、リズムを保ちやすいです。 | 上半身の動きが乱れることがあります。 |
| 4走への受け渡し | 右手から相手の左手へ渡す準備をしやすいです。 | 持ち直した位置を確認する手間が生まれます。 |
特に、バトンを受けた直後は加速や走りのリズムを整えたい場面です。
ここで手元の操作を増やさないためにも、練習では「右手で受ける、右手で走る、右手で渡す」という一連の感覚を覚えていくとよいでしょう。
もし受け取りの際にバトンが手のひらの奥に入りすぎたり、握りにくい位置になったりしても、走りながら大きく持ち直そうとしないことが大切です。
まずは落とさず安定して走ることを優先し、細かな位置はチームで練習しながら合わせていきます。
左右の手の使い方はチームの方式に合わせて統一する
一般的には、1走から4走までの受ける手と渡す手が自然につながるよう、チーム内で左右の役割を決めます。
3走だけが別の手で受けたり渡したりすると、前後の走者が出す手を迷いやすくなるため注意が必要です。
個人にとって持ちやすい手よりも、4人で迷わず受け渡せる形を優先することが、リレーでは大切になります。
- 2走がどちらの手でバトンを渡すかを確認します。
- 3走が受ける手と渡す手を同じ右手にするかを決めます。
- 4走がどちらの手で受けるかを確認します。
- 練習でも試合でも同じ約束を使います。
右利きか左利きかによって、バトンの持ちやすさに違いを感じる選手もいます。
けれども、利き手だけで決めるのではなく、前後の走者とのつながりやチーム全体の走りやすさを見ながら決めると安心です。
学校やクラブの指導方針によって手の使い方が異なる場合もあるため、自己判断で変えず、チーム内で同じ形を繰り返すようにしましょう。
変更する必要があるときは、3走だけでなく2走と4走も含めて確認し、全員が同じイメージを持てる状態にすることが大切です。
バトンは強く握り込みすぎず落ち着いて保持する
バトンを落としたくない気持ちから、受け取った直後に強く握り込みすぎることがあります。
しかし、手や腕に力が入りすぎると、肩まで緊張して腕振りが小さくなりやすいため気を付けましょう。
バトンは、抜け落ちない程度に安定して持ち、手首や肩は必要以上に固めないことがポイントです。
力加減が分からないうちは、止まった状態と軽く走る状態の両方で握り方を確かめると感覚をつかみやすくなります。
- 受け取ったあとにバトンの端だけを不安定に持っていないかを確認します。
- 指先だけで支えず、手のひらで安定して保持できているかを確かめます。
- 握る手に力を入れすぎて、反対側の腕振りまで小さくなっていないかを見ます。
- 4走へ渡す手を出したとき、バトンの向きが大きくぶれないかを確認します。
バトンを安定して持てるようになると、手元への不安が減り、コーナーを走ることや次の走者との連携に意識を向けやすくなります。
3走は受け取ってから渡すまでの距離があるため、焦って操作するよりも、決めた手で落ち着いて保持する意識を持つとよいでしょう。
オーバーハンドとアンダーハンドはチーム全体で方式をそろえる
4×100mリレーのバトンパスは、オーバーハンドかアンダーハンドのどちらかにチーム全体でそろえることが基本です。
3走だけが受けやすい形を選ぶのではなく、2走から受けて4走へ渡す一連の動きを同じ考え方で整えると、受け渡しの判断をシンプルにしやすくなります。
方式ごとに手の高さやバトンを入れる方向が異なるため、混在させると走者同士のイメージにずれが生まれやすくなります。
| 方式 | バトンを入れる主な方向 | 意識したい特徴 |
|---|---|---|
| オーバーハンド | 上から下へ入れる | 手を高めに出し、受け渡しの距離を取りやすい |
| アンダーハンド | 下から上へ入れる | 手を低めに出し、腕の流れを保ちやすい |
呼び方や細かな手の角度は、学校やクラブの指導方針によって異なることがあります。
そのため、名称だけで判断するのではなく、誰がどの高さに手を出し、どの方向からバトンを入れるのかをチーム内で具体的に確認しましょう。
オーバーハンドは受け渡しの距離を確保しやすい
オーバーハンドは、受け手が後ろへ出した手に対して、渡し手がバトンを上から入れていく形です。
受け手の手を比較的高い位置に保ちやすいため、走者同士の間に必要な距離を取りながら受け渡しを行いやすい傾向があります。
特に、腕を後方へしっかり伸ばす感覚をつかめると、渡し手がバトンを入れる場所を見つけやすくなります。
ただし、手を高く上げすぎると肩に力が入り、走りのリズムが乱れることもあります。
「高く出す」よりも「毎回同じ位置へ出す」ことが大切です。
- 手のひらをどの方向へ向けるかを決める
- 肘を伸ばし切るか、少し余裕を持たせるかをそろえる
- 渡し手が狙う手の位置を練習ごとに変えない
3走はコーナーを走る区間でもあるため、バトンを受けるために上半身が大きくねじれない形になっているかも確認すると安心です。
アンダーハンドは受け手が自然な腕の位置を保ちやすい
アンダーハンドは、受け手が後方へ出した手に対して、渡し手がバトンを下からすくい上げるように入れる形です。
手を低めに構えやすく、腕振りから受け渡しの姿勢へつなげる動きを自然に感じる選手もいます。
肩を持ち上げにくいため、力みやすい人にとって取り組みやすい場合もあります。
一方で、手の位置が低くなりすぎると、渡し手がバトンを入れる場所をとらえにくくなることがあります。
受け手は手をただ下げるのではなく、渡し手から見つけやすい高さと向きで一定に保つことを意識しましょう。
- 腰より低い位置まで手が落ちすぎていないかを見る
- 手首だけでバトンを受けようとしていないか確かめる
- 受ける手を出したときに、腕が体の後ろへ隠れすぎていないか確認する
アンダーハンドでも、受け手と渡し手が同じ位置を思い描けていれば、落ち着いた受け渡しにつながります。
3走だけで決めず走者同士の相性と精度で選ぶ
3走に合う方式を考えることは大切ですが、方式は3走だけの走りやすさで決めるものではありません。
2走が渡しやすく、3走が受け取りやすく、さらに4走へ同じ考え方でつなげられるかを見て選びます。
短い距離を何度か試し、成功した回数だけでなく、手の位置やバトンの向きが安定しているかも比べてみましょう。
- オーバーハンドとアンダーハンドをそれぞれ同じ条件で試す
- 2走・3走・4走が感じたやりやすさを共有する
- バトンが手のひらの狙った位置に収まっているか確認する
- 最も再現しやすい方式をチームの形として決める
速く走れた一度だけの感覚よりも、練習のたびに同じ形を出せることのほうが、リレーでは大きな強みになります。
方式を決めたあとは、選手ごとに形を変えず、共通の動きとして磨いていくことが大切です。
4走へは減速せず声と腕の位置を合わせて渡す

3走から4走へのバトンパスでは、3走が最後まで走る勢いを保ち、4走の走り出しと腕の位置に合わせて渡すことが大切です。
バトンを渡すことだけに意識が向いて早く減速すると、4走との距離が合いにくくなるため、走る・声をかける・渡すを一連の動きとしてそろえましょう。
4走はゴールへ向かう大切な区間なので、3走が落ち着いてつなぐことで、チーム全体の走りやすさにもつながります。
4走のマーク通過を意識して最後まで走り切る
4走が走り出すための目印となるマークを3走が通過する瞬間は、次の動きが始まる重要なタイミングです。
3走はマークを通過したあとも急に力を抜かず、バトンを渡し終えるまでスピードを保つ意識を持ちましょう。
3走が早くゆるめてしまうと、走り出した4走との間が開き、バトンを渡すタイミングを合わせにくくなります。
反対に、4走の走り出しが速くても、3走が一定のリズムで前へ進めば、渡せる位置を見つけやすくなります。
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4走が走り出す基準となるマークの位置を、3走も事前に確認する。
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マークを通過したあとも、腕だけで渡そうとせず足の運びを止めない。
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4走の背中との距離を見ながら、渡すまで前方へ走り続ける。
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渡した直後に急停止せず、周囲の走者を妨げないようそのまま前へ抜ける。
練習では、マークを通過した瞬間から渡し終えるまでの数歩を動画で確認すると、減速する癖や距離のずれに気づきやすくなります。
「バトンを持っているから慎重に動く」のではなく、4走を走らせるために自分も走り切るという意識でつなげるとよいでしょう。
バトンを追いかけて無理に腕を伸ばしすぎない
4走との距離が少し開いたときでも、3走がバトンを持つ腕だけを前へ大きく伸ばしすぎると、姿勢が崩れてバトンの位置が不安定になりやすくなります。
無理に腕を伸ばすよりも、まずは自分の走りを保ちながら4走との距離を詰め、決めた位置で渡すことを優先しましょう。
腕を必要以上に前へ出すと、バトンの先端が4走の手のひらから外れたり、渡す側と受ける側の感覚がずれたりすることがあります。
| 意識したい動き | 避けたい動き |
|---|---|
| 走るリズムを保って距離を合わせる | 上体だけを前へ倒してバトンを押し出す |
| 4走が出している手の位置へ運ぶ | 手を探すように腕を左右へ動かす |
| 決めた合図のあとに一定の位置で渡す | 焦って合図より前に渡そうとする |
3走はコーナーを走った直後で体が内側へ傾きやすいため、4走へ渡す場面では上体を起こし、腕を出しやすい姿勢へ整えることもポイントです。
ただし、姿勢を整えようとして急に歩幅を変える必要はありません。
自然な走りの中で腕を出せる位置を、4走との練習で見つけておくことが、安定した受け渡しにつながります。
届かないときの合図や対応も事前に決めておく
実戦では、風や走り出しのわずかな違いによって、いつもと距離感が変わることがあります。
そのため、バトンが渡しにくいと感じたときにどう伝えるかを、2人であらかじめ決めておくと落ち着いて対応しやすくなります。
合図は長い言葉にせず、聞き取りやすい短い声にそろえるのがおすすめです。
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4走がもう少し走る必要があるときの声を決める。
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4走に手の位置を保ってほしいときの合図を決める。
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3走が渡す直前に出す声の大きさとタイミングをそろえる。
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声が聞こえにくい場面でも、慌てず決めた動きを続ける意識を共有する。
大切なのは、想定外の距離になったときに、それぞれが別の判断で動かないことです。
短い合図と共通の対応を用意しておくことで、渡す側も受ける側も迷いを減らせます。
普段の練習から、順調に渡せる場面だけでなく、少し距離が開いた場面も試しておくと、本番でも4走へ落ち着いてつなぎやすくなります。
ゾーン内の確実な受け渡しが失敗を防ぐ
4×100mリレーでは、速さだけでなくバトンがテイクオーバーゾーン内で確実に受け渡されることが大切です。
3走は受ける場面と渡す場面の両方に関わるため、ゾーンの位置、走り出す目安、当日の条件をチームでそろえておくと安心です。
普段から「どこで受け取るか」だけではなく、「ゾーンのどのあたりで渡し終えるか」まで共有しておくことで、本番の迷いを減らせます。
テイクオーバーゾーンの位置と大会規則を事前に確認する
テイクオーバーゾーンとは、バトンの受け渡しが認められている区間のことです。
一般的な4×100mリレーでは30mのゾーンが使われますが、競技会によってレーンの使い方やマークに関する決まりが案内されるため、必ず大会要項と当日の競技注意事項を確認しましょう。
受け渡しで見られるのは、走者の足や体の位置ではなく、基本的にはバトンがゾーン内にあるかどうかです。
そのため、3走はゾーンの入り口付近だけを意識するのではなく、バトンが渡し終わる位置に余裕を持たせる必要があります。
| 確認したい項目 | 3走が見ておきたいポイント |
|---|---|
| ゾーンの位置 | 受ける場所と渡す場所の開始線・終了線を実際に確認する |
| レーンの扱い | コーナーから直線へ移る際に、定められたレーンを守れるか確認する |
| マークの使用 | 使用できる印や設置方法が競技会の案内に合っているか確認する |
| 招集後の動き | スタート前にマークやゾーンを確認できる時間があるか把握する |
練習場所では線が分かりにくかったり、本番の競技場と目印の見え方が異なったりすることもあります。
可能であれば競技前の時間に実際のゾーンを歩いて確認し、3走と前後の走者で位置のイメージをそろえておくと落ち着きやすいです。
ゾーンの線を見落としたまま感覚だけで走らないことが、安定したリレーにつながります。
早すぎる走り出しと遅すぎる走り出しの両方を調整する
走り出しが早すぎると、渡す側との距離が開きやすく、ゾーンの後半までバトンが届きにくくなります。
反対に走り出しが遅すぎると、渡す側が十分なスピードを保てないまま近づくことになり、ゾーンの前半で余裕がなくなります。
大切なのは、毎回同じタイミングで走り出すことではなく、渡す側の走力と受ける側の加速に合う位置を見つけることです。
- 走り出しが早いと感じる場合は、渡す側との距離が開きすぎていないかを見る。
- 走り出しが遅いと感じる場合は、渡す側が減速せずに近づけているかを見る。
- ゾーンの終わりに近づきすぎる場合は、受け渡しが完了する位置を少し手前へ戻せるか確認する。
- ゾーンの前半で慌ただしくなる場合は、2人の間隔と加速のタイミングを見直す。
調整するときは、一度に大きく変えず、マークや走り出しの目安を少しずつ動かして比べるのがおすすめです。
短い距離の確認だけで決めず、実際に近いスピードで数回試し、ゾーン内のどこで安定して渡し終えられるかを記録しておくと判断しやすくなります。
3走はコーナーを走った流れで次の走者へつなぐため、焦ってゾーンの端を狙うよりも、中央付近に余裕を残して受け渡せる形を目指すと安定しやすいです。
疲労や向かい風を想定してマーク位置に調整幅を持たせる
練習ではうまく合っていても、本番では緊張、連戦による疲れ、向かい風などで加速の感覚が変わることがあります。
特に3走は前の走者から受けたあとにコーナーを走るため、いつもより脚が重く感じる場面も想定しておくと安心です。
ただし、当日に不安になって大きくマークを変えると、かえって2人の感覚がずれることがあります。
練習の段階で条件ごとの傾向を確かめ、基本の位置と微調整できる範囲を決めておきましょう。
| 想定する状況 | 確認したいこと |
|---|---|
| 向かい風が強い日 | 加速に時間がかかる走者がいるかを見て、走り出しの目安を確認する |
| 連戦や疲労がある日 | いつもの加速ができているかを短い確認走で確かめる |
| 緊張しやすい本番 | 普段から決めた目印と手順を優先し、急な変更を避ける |
| 路面や天候が異なる日 | 滑りやすさや踏み込みやすさを確認し、無理のない加速を意識する |
調整幅は「少し前」「少し後ろ」と曖昧にせず、チーム内で分かる基準を作っておくと共有しやすくなります。
たとえば、基本のマークを中心にして、風や疲労の状況で確認する候補を事前に用意しておくと、当日の判断が落ち着きます。
ゾーン内で余裕を持ってつなぐためには、速さを求めるだけでなく、条件が変わっても対応できる準備が欠かせません。
実戦速度の反復練習で3走の精度を高める

3走の精度を高めるには、コーナー走・バトンパス・合図を分けて確認し、最後に実戦に近い速さでつなげる練習が効果的です。
最初から全力で合わせようとせず、できた感覚を少しずつ速い動きへ移していくと、チーム内で再現しやすくなります。
練習のたびに記録や動画を見返し、走者同士の認識をそろえることが、安定したリレーにつながります。
コーナー走とバトンパスを分けて練習する
3走はカーブを走りながら前後の走者とつながるため、すべてを一度に整えようとすると、確認したい点がぼやけやすくなります。
まずはコーナーを走る動きだけ、次に受ける動きと渡す動きだけというように、練習の目的を一つに絞ると課題を見つけやすくなります。
たとえばコーナー走では、走り始めからカーブの出口まで一定のリズムで進めているかを確認します。
バトンパスの練習では、走る距離を短くして、合図を聞いてから腕を出すまでの流れに意識を向けましょう。
個別に感覚が整ってから組み合わせることで、3走がどの場面で動きにくくなるのかを判断しやすくなります。
| 練習の分け方 | 主に確認したいこと |
|---|---|
| コーナー走のみ | 走るリズム、視線、カーブ出口での姿勢 |
| 2走から受ける動きのみ | 走り出すタイミング、加速の感覚、受けた直後の安定 |
| 4走へ渡す動きのみ | 合図の聞こえ方、腕を出す位置、走りの流れ |
| 通し練習 | 前後の走者との速度感、全体の再現性 |
分けた練習で気になる点が出たら、直後に何度も繰り返すより、短く言葉にしてから次の一本へ進む方法がおすすめです。
「受けた直後に上体が起きやすい」「渡す前に歩幅が乱れやすい」など、見えた事実を具体的に共有すると修正しやすくなります。
低速から始めて段階的に本番に近い速度へ上げる
実戦に近い練習は大切ですが、動きや合図があいまいな状態で速さだけを上げると、毎回の感覚が変わりやすくなります。
はじめは余裕を持って走り、手順がそろってきたら加速区間や走る距離を少しずつ本番に近づけましょう。
速く走れた一本より、同じ流れでつながれた一本を増やすことが、3走の安定感を育てます。
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歩きながら、または軽いジョグで合図と腕の動きを確認します。
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短い距離を使い、3走が加速してから受け渡す流れをそろえます。
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走る距離とスピードを上げ、コーナーを含めた動きにします。
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最後に、チームの状態に合わせた実戦的な速さで通し練習を行います。
各段階でうまくつながったら、何がそろっていたのかを確認しておくと、次の速度でも再現しやすくなります。
反対に感覚が合いにくくなったときは、ひとつ前の速度に戻して整えることも大切です。
速さを下げることは後退ではなく、動きをそろえ直すための準備になります。
動画や通過位置を確認してマークを微調整する
走っている本人は、加速の始まりやバトンを受けた位置を正確に感じ取りにくいことがあります。
そこで動画を撮ったり、コース上の目印を基準に通過位置を記録したりすると、感覚だけでは見えないずれを確認できます。
確認するときは、速さそのものよりも、毎回の位置が大きく変わっていないかを見るのがポイントです。
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3走が走り出した直後に、無理なく加速できているかを確認します。
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受けた直後に走りのリズムが途切れていないかを見ます。
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4走へ向かう場面で、合図と腕の動きが遅れていないかを確認します。
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同じ設定で複数回行い、通過位置にばらつきがないかを記録します。
動画は正面や横だけでなく、可能であれば少し離れた位置から撮ると、走者同士の間隔や動き出しの関係が見やすくなります。
ただし、一度の映像だけで大きく設定を変える必要はありません。
複数回の結果を比べたうえで、小さく調整して再確認する流れを作ると、チームに合う形を探しやすくなります。
2走・3走・4走で速度感と合図を共有する
3走の動きは本人だけで完結せず、2走と4走の走り方や声の出し方にも影響を受けます。
練習後には3人で短く振り返り、どのタイミングで速さを感じたか、合図が聞こえやすかったかを共有しましょう。
言葉の受け取り方に差があると、同じ合図でも走者ごとに動くタイミングが変わることがあります。
| 走者 | 共有しておきたい内容 |
|---|---|
| 2走 | 3走へ近づくときの速度感、合図を出す場面 |
| 3走 | 走り出した感覚、受けた後に走りやすい流れ |
| 4走 | 3走が近づくときの見え方、受け取りやすい合図のタイミング |
共有は長く話し込むより、「合図が少し早く聞こえた」「あと一歩だけ走ってから腕を出したい」など、次の一本で試せる形にするのがコツです。
3人の感覚がそろってくると、練習ごとの修正点も絞りやすくなります。
実戦速度での反復と丁寧な振り返りを重ねて、いつ走っても同じ流れでつながる3走を目指していきましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 3走はコーナー走と、受ける・渡す2回のバトンパスを安定させる役割を担う
- コーナーでもリズムを保ち、落ち着いて判断できる選手が3走に向いている
- カーブでは体を自然に内側へ傾け、無理にフォームを変えずテンポよく走る
- 2走から受けるときは、決めたマークを基準に迷わず走り出す
- 3走は基本的に右手で受け、持ち替えずに右手で4走へ渡す
- オーバーハンドとアンダーハンドは、チーム全体で方式を統一する
- 4走へ渡す場面では減速しすぎず、声と腕の位置を合わせる
- テイクオーバーゾーン内で確実に渡せるよう、目安や大会規則を確認する
- 実戦に近い速さで反復し、動画や記録を使って走者同士の感覚をそろえる
4×100mリレーの3走は、コーナーを走る力だけでなく、前後の走者と気持ちよくつながるための丁寧さも大切なポジションです。
最初から完璧なバトンパスを目指すより、マーク、合図、手の位置を一つずつチームで確認していくと、安心して走れる形が見つかりやすくなります。
コーナー走と受け渡しを分けて練習し、少しずつスピードを上げながら合わせてみてください。
3走が落ち着いて走りをつなげられるようになると、チーム全体のリレーにもまとまりが生まれます。